- Q.
- 当社とのご縁は。
- A.
- 「明治電機工業のころ、トヨタさんへICハンドラを収めたとき、豊和電機にメカを担当してもらって以来でしょうか。『何にでも挑戦する会社だなあ』という印象がありました」
- Q.
- 内部からみると、どんな感じですか。
- A.
- 「お客さんの求めているものを良く知っている会社。仕様書だけじゃわからない勘所がわかるというか。要求を満たすために予備実験もやりますしね。お客さんにしたら、すごく安心だと思いますよ」
- Q.
- スタッフの印象は。
- A.
- 「社長の担当領域が非常に広くて驚きました。一般的には、引き合いがあると何人かで仕様書をみて方針を決め、仕事を分担させると思いますが、そういう部分を社長が全部引き受けていますね。これは、相当なエネルギーを使うことだと思います。それから、協力関係にある外注さんの水準が高い。注文を受けた段階で成果物をイメージできるレベルの人たちです。言われたことしかしない外注が多い中で、自分の担当領域を超えて建設的な意見を言ってくれる。なかなか居ませんよ」
- Q.
- 変化が必要だと感じる部分はありますか。
- A.
- 「担当者任せになっている仕事が多い気がしますね。もう少し横のやりとりがあっていい」
- Q.
- 挑戦的な技術開発にも取り組んでもらっています。
- A.
- 「低慣性モータを用いたエンジンシミュレータ、音や振動によるさまざまなワークの解析など、外部の特色ある企業と協力して手がけています。私はオーディオに興味があって、アンプやスピーカなど、いろいろ作っているので、そういう趣味も、仕事の中でちょっとだけ役に立ったかもしれないですね」

吉村昭治(よしむら・しょうじ)
1943年生まれ、神奈川県出身。東洋電機製造設計課長、明治電機工業執行役員を経て2007年より当社技術顧問。ジャズを愛好。